風俗狂いが俳句に詠まれる

股の間の三角地帯にたまる精子かな   かなめ
ザーメンや肥後ずいきの効能でかぶれ   みどり
風俗狂いたちは射精においてさえ一瞬の気の緩みも許されないのである。正座できっちりしめた股の間で射精してみる。すると股の間にザーメンがたまる。こすりもせずに正座したまま射精とかどう考えてもおかしいのにことをあたりまえのように描写する実力に脱帽。またおちんちんがザーメンの拭きとり残しや肥後ずいきでかぶれてしまった風俗狂いの俳句。単純なことをありのままに伝えることの大事さである。でもそんなもん詠んでおれたちにどうしろっていうんだ。

風俗店のスケベ椅子がすごいし最高かな   射精
ドピュードピュー糸ひいとるすごいザーメン   かな女
等、スケベ椅子のような小道具を使ってみたり、毎日の如き射精のこと、いずれも文化生活の背景をもった近代風俗で射精しているところに風俗狂いのなまなましい力強さがある。もうやめてくれよ

「遊郭でむいてくるわ」風俗狂い   田代
これは道すがら目についた風俗狂いのいかにもなぶらっと感を詠んだものである。詠まれている風俗狂いは「風俗狂いたるもの基本無軌道である。融通の聞く風俗狂いなど風俗狂いではない。そんなものはいい子の風俗だ…」とかなんとかいってたが風俗へ向かう道中がまんできずにシコって、TPO大事にする道の神様に滅ぼされ永久に消滅した(のちに反省しきんたまだけは助かった)

寒き世や行燈にさす針の音   あくメ
世の中がさむいからって行灯におちんちん指す風俗狂いのちんちんをあっためることへの欲求が見て取れる。またうすぐらい行灯で女ニンジャがお針子して忍者装束とか作ってる様も想像でき…できねーよ。

いつの時代も手コキでイくや絶頂   援交女子
助六時代(上司に助六買って来いと言われても助六がなんなのか今の子はわからずコミュニケーションの疎通がはかれない現代の断絶した時代をさす)の華美な風俗での射精を味わうと、男盛りの頃に白頭巾(もちろん死に装束。今日風俗で赤玉出して死んだとしてもなんの悔いもない、という覚悟をあらわす)か何かかぶって出て行く風俗狂いに若干のあたまのおかしさが感じられるが、手扱キ女のあえぐ姿は、激しい射精の予感を裏付けているのである。

どの面さげて「妻が好き」だというのか   秋色
のフリテンくんとかの4コマにでもでてきそうな、三行半をつきつけられた無様な風俗狂いの描写。